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日本は、リサイクルしているという名目で、累計2600万トン以上の廃棄プラスチックを輸出してきた

  • 執筆者の写真: Plastic Crisis
    Plastic Crisis
  • 2022年4月28日
  • 読了時間: 1分

更新日:2022年5月7日


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日本は、1990年から、ピーク時には1年間に170万トン近くの廃棄プラスチックを、主に中国へ輸出。2018年より施行された中国の輸入拒否に伴い、量は減るも、他の国へ輸出してきました。


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日本の廃プラスティック輸出量の推移(1990年〜2017年)

(「累計2600万トン」の算出根拠:上記1990年〜2017年までの輸出量に加え、2018年〜2020年の輸出量を、財務省「貿易統計」をもとに追加計算した) 


主な転送先はマレーシアやインドネシア、トルコ、アフリカ大陸であり、いずれも人件費の安い新興国でのリサイクルを銘打った輸出です。こうした受け入れ国では、その量や質によって処理が追いつかず、不十分な処理で廃棄されるケースが後をたちません。これら、処理可能量をオーバーした廃棄プラスチックの受け入れが、土壌や河川、海洋の汚染につながっているとも指摘されています。


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輸出受け入れ国における環境汚染問題にメスを入れるため、2021年から、バーゼル条約に廃棄プラスチックへの規制ができ、輸入国の同意なしには輸出できないことになりました。つまり、実質、輸出禁止処置です。廃プラ輸出大国であった日本は、この輸出禁止処置により、直近で年間80万トン(2020年実績)を超える廃棄プラスチックが国内で行き場を失っています。


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