日本の「1人あたりの使い捨てプラスチック廃棄量」は、米国に次いで多い
- Plastic Crisis
- 2022年4月28日
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更新日:2022年5月7日

なんと不名誉な世界2位でしょう!
ただ、自分の生活をお思い返してみると…過剰包装されたコンビニ弁当、ファーストフードに溢れるプラスチックカラトリー、小分けを極めたスーパーの食品包装、どこにでもある自動販売機…と、世界2位かもしれない、心当たりがあるのではないでしょうか。
出典:「シングルユースプラスチック」(2018年6月)国連環境計画(UNEP)
廃プラ問題において、日本で想起されやすいのは海洋汚染問題であり、海洋への廃プラ流出源は、東・東南アジアの新興国だと言われています。実際に日本の海岸へ漂着しているプラスチックゴミの半数は海外からの漂着物です。
出典:「プラスチック問題に関する調査」(2022年4月)本サイトによる独自調査。詳しい調査結果は別ページを参照
出典:陸上から海洋に流出したプラスチックごみの発生量(2010年推計)を人口密度や経済状態等から国別に推計した結果、1~4位が東・東南アジアであった「海洋プラスチック問題について」環境省(平成30年7月)※元調査:Jambeckら : Plastic waste inputs from land into the ocean, Science (2015)
出典:「2020年 プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況」(一社)プラスチック循環利用協会(2020年)
一方、日本は1990年から累計2600万トンを超えるプラスチックゴミをリサイクル資源と称して、それらの国に輸出し続けてきました。それらは実際にリサイクルもされてきたものの、もともと処理の難しい素材。不法投棄や不適切な処理のまま廃棄されることも多く、それらが海洋に流出しているという可能性は高いと言わざるを得ません。
(出典:財務省「貿易統計」1990−2020年)
日本は被害を受けている国ではなく、被害を出している国だと自覚し、より積極的に問題解決に取り組む必要があります。



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